blue moon
「お姉ちゃん!!」
玄関に出てきて
むかえ入れてくれたのは璃乃だった。
あいかわらずハデだ。
「おじゃまします」
自分の家なのに
ただいま
と素直に言えなかった。
住んでる時は
自分の家のニオイなんかわからないが
今は自分の家のニオイがわかってしまう。
長いあいだ住んでた家。
お母さんのいる場所も
すぐにわかる。
「お母さん」
数年ぶりに見る母を
とても小さく感じた。
シラガもシワも増え
常にキレイにしていた
母とは思えない。
でも
気の強さとワガママさは残っている。
「元気してたの?」
母のその第一声に
おどろいた。
きっと
もうウチの子じゃない
と言われるかもしれないとか
何の用?
と言われるだろうと
予想していたからだ。
玄関に出てきて
むかえ入れてくれたのは璃乃だった。
あいかわらずハデだ。
「おじゃまします」
自分の家なのに
ただいま
と素直に言えなかった。
住んでる時は
自分の家のニオイなんかわからないが
今は自分の家のニオイがわかってしまう。
長いあいだ住んでた家。
お母さんのいる場所も
すぐにわかる。
「お母さん」
数年ぶりに見る母を
とても小さく感じた。
シラガもシワも増え
常にキレイにしていた
母とは思えない。
でも
気の強さとワガママさは残っている。
「元気してたの?」
母のその第一声に
おどろいた。
きっと
もうウチの子じゃない
と言われるかもしれないとか
何の用?
と言われるだろうと
予想していたからだ。