blue moon
「アイツが
こうなるって言えば
信用してまうしな」

「リュウ君て
なんだかんだ
青夜のことが
大好きなんでしょ?」

リュウ君を
冷やかしてみた。

「あんなアホ
好きちゃうわ」

「青夜は
信頼してると思うよ」

その言葉を聞き
少しうれしそうな顔をしたのを
アタシは
見逃さなかった。

青夜は
車を絶対に
人にあずけない。

きっと
宝物なんだろう。

でも
リュウ君には
渡して行った。

それが
青夜のリュウ君に
対する気持ちだ。
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