blue moon
青夜のことは心配だったが
いつもの事だから
それほど気にしていなかった。

青夜が帰ってきたら

遊園地に連れて行ってもらおうとか

クリスマスが近いから
何をプレゼントしよう
とか。

そんな事を考えながら
朝方まで起きていた。

朝方と言っても
外はかなり冷えこみ
まだまだ明るくなりそうにない。

星と月が元気に
輝いている。


月を見ていると

悲しい

うれしい

楽しい

切ない

そして

愛しい

色んな感情が生まれる。

いつかの夜と同じように

マドをあけ
青夜のことを想う。

アタシの世界は

"青色"だ。
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