blue moon
「乃亜さん!!俺です」

この声はキミ君だ。

カギをあけ

「どうしたの?」

とキミ君を
入れてあげた。

「リュウさんが電話したのに
なんで来ないんすか?」

キミ君までグルになっていたとは思わなかった。

「早く来て下さい」

アタシはウデを
つかまれた。


「!!」

アタシは
頭の奥がズキンとした。
心臓が
ドクンとした。


アタシのウデをつかむ
キミ君。

よく顔を見ると
ポロポロ泣いている。

「ねぇ本当なの?」

恐る恐るきいた。
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