blue moon
プルルルル
プルルルル

「はい」

アタシはリュウ君に電話をかけた。

「あのさ
青夜の車どうしよう?」

「えっ!?」

突然の相談に
リュウ君はおどろいたようだ。

元気になったの?
もう平気なの?

本当はそうききたそうだったが
リュウ君は
何もきかずに

「取りに行くわ」

と言ってくれた。

数10分で来れると聞きアタシは
青夜の車の前で
リュウ君を待った。


思ったよりも早く
一台の車が到着した。

助手席からおりてきたのは
リュウ君。

運転席に乗っていたのはキミ君。

「乃亜ちゃん
今から時間あるなら
ちょっといい?」

リュウ君に誘われ
2人で青夜の車に
乗り込んだ。

行き先も分からず
車は出発した。

キミ君は
その後ろをついてきていた。
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