blue moon
青夜は
ケムリになり
空へ上っていった。

きっと月へ行くんだ
とアタシは
考えていた。


「乃亜ちゃん。
エラかったな」

最後まで泣かなかった
アタシを
青夜の代わりに
リュウ君が
ホメてくれた。



「ほなアイサツしに行こうか?」

リュウ君はみんなで
青夜の家族にアイサツをしようと言い出した。


アタシが観察していた
賢そうなお兄さん。

ちょっとガンコそうな
お父さん。

青夜に少し似ている
お母さん。

そして
その周りには
親族らしき方々がいた。
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