blue moon
持ってかえってきた
白衣を取り出し
青夜にヒラヒラ見せた。

「ホンマや…」

後日おばあちゃんが返しに来てくれた
赤いチェック柄のカサを玄関先から持ってきた。

「そのカサやぁ〜!!」

数々の証拠品に
青夜はおどろく事しか
できていない。


「何か
うれしいって言葉しか
出てこーへん」

青夜の目は
キラキラしている。


「俺、信じてなかったけど信じてまうわ」

「何を?」


「運命」
< 66 / 202 >

この作品をシェア

pagetop