blue moon
食べ物がノドを通らない時でも
なぜか飲み物だけは
欲しくなる。

大好きな
ミルクティーを取りに
冷蔵庫へ向かった時だった。


〜♪♪♪♪〜

携帯電話が鳴った。

「えっ?!」

急いで
携帯電話を開いて
かけてきた相手を
確認した。


"公衆電話"
と表示されている。

「もしもし」

恐る恐る出てみた。

「乃亜!!」

青夜の声だ。

「青夜?今どこ?
何してるの?」

ききたい事が
たくさんありすぎて
何からきいていいか
わからない。


「ごめんな」

とりあえず
一言目は謝罪する。

これは
青夜の良いところだ。

「心配したんだから」

「本当にごめん。
でも今は
時間がないねん」

いったい
何が起きているのか
サッパリわからない。
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