blue moon
「ごめん」

青夜はまたあやまった。

「でもな…
強くなれ!!」

そう言われて
ドキッとした。

青夜はアタシの
ダメな部分を見透かしていた。

「たしかに俺が悪い。
でもな
俺にふり回されるような女になるな」

「心配したらダメなの?」

アタシは
強い口調で言った。

「そうゆう事やない。
そりゃ心配してくれて
うれしいけどな
俺の女やったら
キゼンとしてろ」

この人は
本当に年下なのか。

いったい
どんな状況で生きてきたんだろうか。

「俺のこと
信じてるやろ?」

「信じてます」

年上の人に諭されているような気になり
敬語になってしまった。

「ほんなら
ドンと構えて
待っとかんかい!!」
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