blue moon
人間関係
あの電話から
二日たった日曜日。

ようやく
青夜の携帯電話から
連絡がきた。


「帰ってきたで!!」

この人は
アタシがどれだけ
心配をしていたのか
ちゃんとわかっているのだろうか?


「おみやげは??」

アタシは
イヤミを言ってみた。


「発言が
強くなってるやんか」

アタシは
ホメ言葉として
受けとめておいた。


「今からみんなと
飲み行くねん。
だから乃亜も来て」

帰ってきたそうそう
みんなと会うなんて
青夜は本当に
仲間が大好きだ。


「アタシ…
行かない」

「また?なんで?」


アタシは毎度毎度
青夜の誘いを
断ってきた。

人見知りで
人の目を気にするアタシは
なかなか行く気には
なれなかった。
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