俺様なアイツのしつけ方。
「お前、変な奴だよな。大抵の奴は、俺を怖がって近づいてこないぜ? ちなみに、俺はお前に忠告した、俺に近づくなって」

「そぉだけど」

「だから、お節介女って言ったんだ」

「あんたねぇ…!!」


(もぉ、あったまきた!!)


琴羽は、前を向くと手を上げた。


「小宮くんが、バスケをやるそぉです」

「!?」


黒板を見ると、定員があと1人空いていた。

学級委員も助かったとでも言いたげな表情で蓮を見つめる。


「本当っ!?」

「え、いや、俺は…」

「ぢゃあ、バスケは小宮くん含むこのメンバーでいきます。次に…」


蓮の思いをよそに、淡々と進むHR。

琴羽は、蓮にべーっと舌を出した。




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