俺様なアイツのしつけ方。
「…むぅ」
教室が夕焼けに染まる放課後。
琴羽は1人残って勉強していた。
先程まで未花がいたのだが、用事があるらしく帰ってしまったのだ。
「なんなのよぅ、数学なんて+−×÷が出来ればそれでいいぢゃんかぁ!!」
「…確かに」
「!?」
叫んだ瞬間、声が聞こえて琴羽は驚いて立ち上がった。
「…蓮」
蓮が教室の入り口に立っていた。
「なにしてんの」
「忘れ物。そしたらなんかでけぇ声が聞こえたから…」
「…っ」
恥ずかしくなって、琴羽の顔が真っ赤に染まる。
そんな顔を見られたくなくて、琴羽は椅子に座り直して机に向かった。
「えぇっと…」
蓮が近づいてきて机に手を突っ込む。
ガサガサ音がして、携帯を取り出した。
「忘れ物って携帯!?」
「ん」
当たり前、とでも言いたげに蓮が携帯を開いた。
「試験前なのに余裕ぢゃん…」
「まぁなぁ」
にやっと笑って、蓮が椅子に座る。
「なんで座るのよ」
「別にぃ」
蓮が琴羽の手元を覗き込む。
教室が夕焼けに染まる放課後。
琴羽は1人残って勉強していた。
先程まで未花がいたのだが、用事があるらしく帰ってしまったのだ。
「なんなのよぅ、数学なんて+−×÷が出来ればそれでいいぢゃんかぁ!!」
「…確かに」
「!?」
叫んだ瞬間、声が聞こえて琴羽は驚いて立ち上がった。
「…蓮」
蓮が教室の入り口に立っていた。
「なにしてんの」
「忘れ物。そしたらなんかでけぇ声が聞こえたから…」
「…っ」
恥ずかしくなって、琴羽の顔が真っ赤に染まる。
そんな顔を見られたくなくて、琴羽は椅子に座り直して机に向かった。
「えぇっと…」
蓮が近づいてきて机に手を突っ込む。
ガサガサ音がして、携帯を取り出した。
「忘れ物って携帯!?」
「ん」
当たり前、とでも言いたげに蓮が携帯を開いた。
「試験前なのに余裕ぢゃん…」
「まぁなぁ」
にやっと笑って、蓮が椅子に座る。
「なんで座るのよ」
「別にぃ」
蓮が琴羽の手元を覗き込む。