俺様なアイツのしつけ方。
「はい、席について〜。プリントがたくさんあるからちゃんと親に見せろよぉ」
「まだ来てないし…」
先生の話しに耳を傾けながら、隣の席を見る。
小宮蓮はまだ来ていなかった。
(入学式に欠席とか…大丈夫かよ、理事長の息子)
なんて考えていると、いつの間にか担任の先生が立っていて声をかけられた。
「あ〜…悪いんだがな、夏野」
「はい?」
「小宮は、中学校時代から結構有名な問題児でな」
「問題児ですか…」
理事長の息子=優等生
という考えは一気に崩れ去った。
脱力気味に先生の話しの続きを聞く。
「あぁ。それで、ちょくちょく欠席や遅刻があると思うから、プリントなんかの配布物をまとめておいてやってくれないか」
「え、私がですか?」
「隣の席だしな。頼んだぞ」
「え、ちょっ…」
先生は琴羽の肩をポンポンと叩くと再び前に戻って話を再開してしまった。
琴羽はため息をつくと、仕方がないので先ほど配られたプリントをまとめ始める。
しばらくすると、先生の話しも終わり教室が騒がしくなった。
「はぁ…」
やっと片付け終わったと思って辺りを見渡すが、既に生徒の数は少なくなっていた。
「まだ来てないし…」
先生の話しに耳を傾けながら、隣の席を見る。
小宮蓮はまだ来ていなかった。
(入学式に欠席とか…大丈夫かよ、理事長の息子)
なんて考えていると、いつの間にか担任の先生が立っていて声をかけられた。
「あ〜…悪いんだがな、夏野」
「はい?」
「小宮は、中学校時代から結構有名な問題児でな」
「問題児ですか…」
理事長の息子=優等生
という考えは一気に崩れ去った。
脱力気味に先生の話しの続きを聞く。
「あぁ。それで、ちょくちょく欠席や遅刻があると思うから、プリントなんかの配布物をまとめておいてやってくれないか」
「え、私がですか?」
「隣の席だしな。頼んだぞ」
「え、ちょっ…」
先生は琴羽の肩をポンポンと叩くと再び前に戻って話を再開してしまった。
琴羽はため息をつくと、仕方がないので先ほど配られたプリントをまとめ始める。
しばらくすると、先生の話しも終わり教室が騒がしくなった。
「はぁ…」
やっと片付け終わったと思って辺りを見渡すが、既に生徒の数は少なくなっていた。