俺様なアイツのしつけ方。

｢なんで蓮はそ-やってすぐ人を突き放すの?! 関係ない関係ないって、もうここまで関わっちゃってんだから私はとことん関わりたいの!! あんたがいつまでもそんな態度だから…っ…私、蓮のこともっと知りたいのに…なのに…っ｣

｢こと…は…｣


胸ぐらを掴む力が弱まって、琴羽は額を蓮の胸に当てた。


｢馬鹿蓮｣

｢………｣

｢言っとくけど私、しつこいんだから｣

｢…うん、知ってる｣

｢アンタが関わんなって言っても関わるし、うざいって言われてもめげないっ!!｣

｢……うん｣

｢てか、クラスのみんなに頼まれちゃったしホストもさせるから!!｣

｢だから、それは…｣


またもや拒否しようとして、琴羽に思いきり睨まれる。


｢時には蓮から歩み寄らなきゃなんだよ?｣

｢………｣

｢何怖がってんの｣

｢別に怖がってなんか…っ!!｣


言い返そうとして、琴羽に真っ直ぐ見つめられ口をつぐむ。













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