届くはずのない想い【バスケ編】
だから出れない分は、声を出そう。

そう決めて、声を出すことをやめなかった。

涙がこぼれそうになるのを必死に抑えながら。


みんな、精一杯自分の力を発揮した。

それでも勝てなかった。

鈴音を、チラッと見るとやっぱり泣いてる。

泣かないで。

ほらみんな、笑顔で終わらせようって。

わたし円陣を組んだとき、言ったよ?
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