100回目のスキ



-prrrrr-



電話が鳴ってる。


出なくちゃ…。


重い足取りで電話に向かう。



「は…い…」



ひどくかすれた声が出た。



「竹田さん…?」


「先生…」


「具合は大丈夫?」

大丈夫なんかじゃない…


もはや大丈夫どころの問題でもない…。

助けてほしい…。


こんな自分を



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