17歳─恋のはじまり─
「マジで膝痛めたんかな…」


だけど痛みと違和感があるだけで
他に変わりはないんだよな…

これから運動を
控えた方がいいのかもしれない。


「………」


その様子を
ボールを突きながら

見つめる────、佐々木。


ゆっくりと瑛司の元へ
近づいた。



「…膝、いてーの?」


いきなり聞こえた声に
瑛司が視線を向けると、

目の前に佐々木が立っていて。


目が見開いた。


「佐々…木…?」


何でコイツが、
俺に話しかけてくんだよ…
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