17歳─恋のはじまり─
「びっくりした…」
「千紗が俺の心配をねー…ふーん♪」
「な、何…」
「や、素直に嬉しい」
そう言いながら
瑛司が笑うから、
あたしの顔は
カッと熱くなった。
「も、もう!早く行くよ」
「んだよ、遅れてきたの千紗だろー。つか、俺怪我人」
瑛司……
ごめん。
あたしがこの時、
もっと気にしていれば
素直になっていれば
瑛司もあたしも
泣くことにはならなかったんだ…
「千紗が俺の心配をねー…ふーん♪」
「な、何…」
「や、素直に嬉しい」
そう言いながら
瑛司が笑うから、
あたしの顔は
カッと熱くなった。
「も、もう!早く行くよ」
「んだよ、遅れてきたの千紗だろー。つか、俺怪我人」
瑛司……
ごめん。
あたしがこの時、
もっと気にしていれば
素直になっていれば
瑛司もあたしも
泣くことにはならなかったんだ…