17歳─恋のはじまり─
あたしが夢を叶える前に
佐々木くんの気持ちが変わる
可能性だってあるんだ…


「…っ、」


まただ…

また、

恋を取るか、
夢を取るか、

そんな選択を迫られる。

瑛司の時だってそうだった。

瑛司か、
佐々木くんか…

だけどあたしは
瑛司を選んだんだ…

そして今は夢を選んだ。


なのに佐々木くんは、

『待つから』

そう言ってくれた。


どうして、
いつもいつも

あたし達はどっちかを
選ばなきゃいけないんだろう…?
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