17歳─恋のはじまり─
角が少しよれてる封筒を
あたしは受け取って、

佐々木くんを見る。



「…何?」

「開けてみな」

「?」


佐々木くんから言われるがまま
あたしは封筒を開けて。

中身を見ると…


「手…紙?」


カサッと紙を取り出す。

綺麗に折り畳まれた紙を
広げるとそこには、


「…高倉から」


見覚えのある少し汚い
瑛司の字がびっしりと埋まっていた。
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