お見合い結婚
しばらくすると
『寝たのか?』って 遼平の尋ねる声がした。
「起きてる」
すると 部屋へ入ってきて
「オレさ お前のせいで
眠れなくなった 責任取れよな」
って。。。
「お前 そこで寝るの?」
あっ・・・
あたしは 床に座ったまま。
「それならさ
お前のベット貸せよ」
「ちょっと!
寝るなら自分の部屋で寝てよ」
「へぇ~ さっきは何?
一緒に寝てくれないかな?って
言ってたのにさ」
「・・・・・何も言い返せません
言ったあたしがバカでした」
「ほら」
布団を捲り ここへ入って来いって
指示する遼平。
「で・でも。。。」
「なんかいやらしい事考えてる?」
「はぁ?違いますけど!!!」
違わない・・・
だけど
あたしだけがドキドキしてる。
「お前のこと 襲う気もねーし
始めの約束だろ?『指一本も触れないでね!』
ってさ それは守れなかったけどな(笑)」
さっき外で 冷たくなってるあたしの手を
マッサージしたからね。。。