お見合い結婚


うちの両親は能天気な親だから
たぶん『そう良かったね』
で 済むかも知れないけど
遼平んち・・・怖いなぁ。


お姉さんにもあたし
付き合ってる人がいるって
嘘ついてるし。。。


ドキドキしながら
内田家へ向かったのだった。


「ただいま」


「お邪魔します」


あたしの登場に 驚くお母さん。


「由香子さん?なんで?」


「中で説明するよ」


と あたしの手を引き
中へと招いた。


「親父!お袋!
由香と結婚するから」


いきなりぃ?前置きはないわけ?


「何が結婚だよ!
親を手玉に取るな!
今度は何か?
なんの企みがあるのか?」


「何にもねーよ」


「信じられるか!
昔からお前は そーだよ!
親のこと舐めてるのか!
他に好きな人が
居るんじゃ無かったのか?」


「好きなのは由香だけだよ」


「信じれるか!」



やっぱり・・・


予想してた通り
お父さんの爆弾が落ちた。






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