お見合い結婚


そっと後ろから抱きしめて
「オレの性格知ってるだろ・・・
由香の前だと子供になっちゃうんだよ
ホントは惚れ直すくらい綺麗なのに
素直にいえないごめんな」
と 言った。


「うん・・・知ってる
知ってるけどこの時くらいは
言ってほしかった」


やっぱりか・・・
知ってるよな。


「めっちゃ綺麗で
ここで押し倒したくなるくらいだよ」


「ばか・・・それはマズイ」


やっと由香が笑った。


「オレがこんな子供じみてるから
授からないのかな?」


そう・・・自信たっぷりに
『どれかは命中してるから』
啖呵切ってたよなオレ。



「あ・・・子供?
そーかも!!!
手のかかる大きな子供が居るからね
早く成長してね」


「おまえ!!!言わせておけば
好き勝手に言いやがって!!!」


「フフフ」


「何笑ってんだよ」


「・・・あたしって幸せだな~って
実感しちゃった」


「お・オレだって・・・由香と結婚出来て
幸せだよ」


自然と重なる唇。。。





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