お見合い結婚
1ヶ月以上たった頃・・・。
ちょうどその頃 仕事の依頼が立て続けに入り
毎日が忙しく帰りも遅く
子供の事など頭から消えていた。
「遼平 今日は何時に帰れそう?」
朝出掛けに由香に尋ねられた。
「今日の帰りは 何時になるか解らないなぁ~
あれだったら先に寝てていいから」
「そう・・・
何か最近いつもだね」
「仕事だから仕方ないだろ」
「・・・・・・」
由香の顔が少し暗くなった気がしたが
朝の忙しいそれも出掛けの玄関先
話を聞いてやる事もなく
オレは先に出掛けた。
仕事から帰ってみると
明かりも消えててもちろん由香は
眠ってた。
ー寝てていいからー
と言ったものの
まだ日付が変わる前
起きててくれてもいいのに
なんて思ってしまうわがままなオレ。