きっとまた...
衝撃
いつものように
歩いて学校へ行き。
いつものように聖夜に
『おはよ』っていい。
いつものように友達と
お喋りして
そんな1日になると...思って...た...
「なぁ麻彩」
「ん?」
「俺がもし。もしもあと3ヶ月で
死んじゃうとしたらどーする?」
「んー。その3ヶ月ずっと聖哉といるよ。」
「本当に?」
「うん。」
どーしたんだろう。
聖哉が私にこんな事聞くなんて...
まさかっ。うそだよね。
「俺さ...」
「うん」
なんだろう。どうしたんだろう。
「俺。心臓の病気なんだってさ。」
「えっ。」
沈黙が始まる。
何も考えられない。
嘘だもん。
「うそでしょ?どーせ嘘でしょ?」
「嘘じゃない。本当に病気なんだよ。」
聖哉の目からは綺麗な
透明なしずくがながれていた。
綺麗だなー。でももうあと3ヶ月。
この人といるのはあと
3ヶ月なんだ。
「麻彩?」
「.........な.........に............?.........」
「俺たち別れよう。
お前が苦しいだけだから。別れよう。
お前は今よりももっと幸せになって
将来可愛い子供も産んで、
皆に羨ましがられる存在になれよ。」
何言ってんの?聖哉...
最後まで一緒にいたいよ...
「やだっ!!!
最後まで聖哉と一緒にいたいよ!!!
お願い。最後だけ...」
「ごめ...ん」