きっとまた...
『おいっ聞いてる?』
あっ忘れてた...聖哉のこと
『聞いてるよ。おはよ』
『あれっ?元気ない?』
ないに決まってるよ。
お前に話しかけられたんだから。
朝一番に...
まぁいいや...
『あるよ。別に』
『ないだろぉ?元気出せよっ!!!』
そう言って、聖哉は
頭を軽く叩いてさっさと玄関に
行っちゃった。
ーまったくもぉー
今日2回目のため息。
さっきよりも深く深く...。
朝せっかく早起きして直した髪の毛が
くしゃくしゃになって
イラつきがます...
最悪だ。
私の中でプチッという音が
響いたように感じた。
本当に...はぁ...だよ。