きっとまた...

『おいっ聞いてる?』

あっ忘れてた...聖哉のこと

『聞いてるよ。おはよ』

『あれっ?元気ない?』

ないに決まってるよ。
お前に話しかけられたんだから。
朝一番に...

まぁいいや...

『あるよ。別に』

『ないだろぉ?元気出せよっ!!!』

そう言って、聖哉は
頭を軽く叩いてさっさと玄関に
行っちゃった。


ーまったくもぉー

今日2回目のため息。
さっきよりも深く深く...。

朝せっかく早起きして直した髪の毛が
くしゃくしゃになって
イラつきがます...


最悪だ。


私の中でプチッという音が
響いたように感じた。
本当に...はぁ...だよ。
< 3 / 21 >

この作品をシェア

pagetop