奏龍~彼等の守るもの~
気になる女 翔side
俺は今日もこの繁華街を回っている。
ここの治安は、俺らが守らなくちゃいけない。
俺は全国No.1の族
奏龍souryuuの総長の
水永 翔 Mizunaga Syou
一応世界トップクラスの水永財閥の
御曹司だ。
黒髪で黒の目。
そんな俺に、最近気になる奴がいる。
いつも繁華街の隅のベンチのわきに
座っている女だ。
ナンパ待ちか、と思ったが違うらしい
無視ばっかりしている。
俺はいつしかその女を見ていた。
来る日も来る日も必ずそこに居て、
気がつけば帰っている。
そんな奴だった。