奏龍~彼等の守るもの~

澪 side



もぅ死のう。

そう思ったことは何回もある。でも
その度に母の笑った顔が浮かんで

いつかは元の優しいお母さんに戻る!…そう思ってしまうのだ。

こんなあたしは弱いのかもしれない。

いつかお母さんが私の名前を呼んでくれる。

そう信じていた。
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