あの桜の木の下で
出逢うまで
桜。

この花は美しい。

だけど、その美しさは儚いもの。

それは、あの時の恋みたいに....。





 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


春。この季節は恋の季節。

そしてそれは彼女にも舞い降りる。


「付き合ってくださいっ!」

私は池田優香(いけだゆうか)。

念願の高校生活。
まだ一週間しか経ってないんだけど、そこに私の青春があらわれたんだ。

それは『恋』。

今、私はその恋を実らすため告白という名の儀式をしてるの。

相手は同じクラスの吉田紘(よしだひろ)くん。

紘くんはみんなに優しくて、それに格好いい。

私なんかが付き合えるなんて考えてないけど、出来れば....なんて。

「いいよっ。俺も優香ちゃん好きだから。」

「....え。」

今、何てった?『好き』?

誰が?紘くんが?

てかてか、いいよって言ってくれなかった?

「今日からよろしくね。彼女として」

にっと笑う紘くんの顔は私の世界の太陽だ。

「あ....はぃ♡」

これからの毎日が楽しみだよ....っ!



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