ラジオドラマ
「お前・・・・自分の身体を、魔法で強化したのか?」
愚かな・・・。
そんなことしたら、長くは持たずに、自分の身体が壊れるぞ。
「うるせぇよ・・・。てめぇにはわかんねぇだろうがな・・・俺は、負けられないんだよ。とっととかかって来い、悪魔野郎!」
悪魔・・・・野郎か・・・・・。
・・・・・・・・『じゃあ、ジュードは天使様?』・・・・・・・。
「確かに、そちらの名前の方が、俺には似合ってるな・・・。」
ジュードはさらにニヤリと笑みを浮かべる。
楽しいわけではない。
ただ・・・そんな言葉を思い出し、思わず笑みがこぼれたのだ。
「なぁ・・・魔道師よ、そこまでして戦う理由はなんだ?」
俺はいったい、何を聞きたいのだろうか・・・。
そうだ・・・・・・・・・もし、あの時・・・・・・・。
あの場所にいたのが俺ではなく・・・お前だったら・・・・・・・・・。