ラジオドラマ

「おぉ~もぞもぞ、すご~い(*▽*)」


 ・・・・・・・もぞもぞ動く、麻袋だった。


 って、それは危険だ!デンジャーだ!!礼音くん危ない!!


 実くんの動くよりも早く、麻袋に近づく礼音くん。


 瞬間!


「美・少・ね~ん!!!!」


 麻袋が破けて、そこから一人の女性が現れた。


 ピンク色のジャケットを着た、ちょっと年齢を言うのが恐ろしい女性。


 桃井泉美・・・カミレンピンク・・・いや、今は変態のお姉さんと言ったほうが、正しいような・・・。


「危ない!!」


 真っ先に動いたのは、イエローより先に繁みから飛び出した、レッドだった。


 すぐさまに、ピンクのクビをつかむと、ラリアットをする要領で、ピンクを地面に叩きつける。


「ブルー!ブラック!!」


「「了解!!」」


 レッドの掛け声に呼応するように、飛び出すのは、ブルーとブラック。


 すぐさまに、ピンクの腕と足を押さえつける。


「びしょうねん・・・美味しそうな・・・若くて美しい美少年・・・。」


 ・・・・ピンク姉さん・・・あんたは、どこのヤマンバだ?


「イエロー早く、今のうちに、礼音くんを安全なところに!!」


 レッドの掛け声。


 声からして、彼が必死になっているのが分かる。


 レッド、ブルー、ブラックの三人をもってしても、押さえるのがやっとらしい。


 美少年を前にしたピンク恐るべし・・・。


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