ラジオドラマ

「はい!」


 実くんの行動は早かった。


 すぐさまに、礼音くんを抱きかかえると、ダッシュで走り出す。


「おぉ~はやいね~(^▽^)」


 礼音くんは楽しそうだ。


「一応、高いお金出して、作ったスーツみたいですからね・・・それなりに強化されるみたいですよ。」


 ・・・って、三歳児に何を説明してるんだろう?私は・・・。


「おぉ~(*▽*)」


 しかし、礼音くんは喜んでくれたらしい。


 ・・・まぁいっか・・・。


「それにしても、どこに行けばいいのでしょう?」


 思案に暮れたイエローだが、ふと思い出したことがある。


 そういえば・・・レッドって・・・。


「レッド?」


 実くんは、変身チェンジャーの通信機能を使って、レッドに声をかける。


「どうした?イエローこちらは、カミレンロボまで取り出して、大変なんだぞ。」


 ・・・・・・・ついに、ロボまで出したのかよ・・・。


 ホントに美少年を前にしたピンクは恐ろしいな・・・。


「そういえば、レッドって礼音くんのお父さんの後輩でしたよね?」


「?・・・そういえば、コラボのときに、そんな設定を勝手に作ったな。」


 ・・・いや、まぁ確かに勝手に作った設定けどさ・・・。


「もしかして、礼音くんの家の住所とか知ってます?」


「知ってるぞ。毎年年賀状だって、送ってるし・・・。」


 おぃ!


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