本音なんて、好き。
あっくん達もここにいるんだ…
全然気付かなかったけど小澤君もいるのかな?
どっちにしろ私達の時間的にも終わりなので、私と彩はあっくんのいる部屋へ行くことにした。
そして12号室。
「失礼しま〜す…」
開けるとそこにはサッカー部のメンバーがたくさんいた。
「お!沙耶と春樹の彼女じゃん〜!
いいよ、座って!」
促されるまま座った場所。
隣には小澤くん…
小澤くん!?ここにいるってことはサッカー部なのかな…?
ちょっと考えてると、
「沙耶〜、こいつは小澤秀太って言うから秀太くんとでも呼んでやって!」
「え!?おい浜野…」
びっくりしている小澤くんをよそに、あっくんが呼べ呼べとうるさいので
「秀太くんって呼ぶね…私のことは沙耶でいいよ〜よろしくね!」
「うん、なんか浜野がうるさくてごめん。よろしく沙耶!」
と、これが初めての小澤秀太くんとの会話だった。