本音なんて、好き。
お母さん、お父さんに見送られ私は弟と家を出た。

「じゃあ俺こっちだから。姉貴頑張ってね〜」

「ありがと!結城も中2として頑張ってこい!」

弟とも別れ、私は自転車のペダルに足をかけた。

憧れのローファーに自転車通学。

ただ1年上に行っただけなのに、こんなに変わるものなんだな…。

私の家は学校に結構近い。
でも、同じ高校に行く中学の友達が少ないから、まだ一人で登校。

せっかくだから一緒に行ける友達出来たらいいな〜

なんて、思いながら自転車を漕ぐこと10分。
学校に着いた。

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