偏屈な君に、恋してる♡
そして、遠足当日。


雲1つない快晴。



「………憂鬱だな。」


「なーに言ってんの!


せっかく、あたしが伊吹君と同じ班に


してあげたんだから、


最大限に、活かしてよ!」



や、私は別に…………。



「そんな辛気臭い顔されてると、


気分下がるんだけど。


周りの人にまで迷惑かかるんだから、


やめてくんない?」



「なっ?!」


私の中の何かが切れた。



「そんなに私のこと、嫌いなら、


話しかけないでよ!!


大体、貴方は根に持ちすぎなの!


初日に、風邪と間違えちゃっただけで、


そんな言わなくてもいいじゃない!!」



ダメだ。とまらない。



なんか…………泣けてきた。



「バラ色の高校ライフ、


送るつもりだったのに………!


素敵な恋をして、夢を見つける


つもりだったのに………!



何で、そんなに突っかかって来るの?!



もう、やめてよっ!!」








< 13 / 64 >

この作品をシェア

pagetop