偏屈な君に、恋してる♡
「桜ー!



ため息つかないの!」




「ごめんね・・・・・・・・」



「べっつに~。



あたしはいいよ?



恋する乙女が、悩むのは当然だもん


!」




こ、恋する乙女って・・・・・・・・





私、さゆちゃんに言ってないよね・・・・



・・・・なにも。




「あのね、バレバレよ?



いっつも、伊吹のこと、見てるし。



同じ班になれなくて、残念ねー」





さゆちゃん!





絶ー対、楽しんでるなー!



「なに?



お前、伊吹のこと、好きなの?」



ふゎっ!



「榴介くん!」



上倉榴介くん。




私の隣の席の男の子。



サッカー部、所属。



一年生でもう、エースの座を



掴んでる。



短髪で、少し、茶色がかった髪。



太陽の光に照らされて、



いつも、キラキラ光ってる。


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