I love you に代わる言葉

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　一限目のテストが終わった数分後に、笹山真が何故か今井を訪ねて一組の教室までやってきた。
　ボクはというと、ただの一度二人へ視線を向けただけで、残りの数分はテスト勉強をしていた。
　二限目、三限目のテストが終了し、本日残り一限となった頃、机の横に引っ掛けた鞄のポケットから覗くケータイがチカチカと光り出した。
　何だ？　ケータイを取り出すよりまず、今井の様子を確認した。だが、今井は教科書を見ていて、ケータイを弄っていた様子は窺えなかった。
　ケータイを開くとメールが一件届いている。送信者を見ると驚かされた。笹山真だったからだ。

＜話したい事がある。急いでないなら、帰らずに待っててくれ＞

　何だ……？　こいつの話は良くも悪くも興味を掻き立てられる。普段返信をしないボクが、間を置かず返信する。
＜分かった＞
　と。