I love you に代わる言葉
「真にもいつも、日生くんの事を話していました。日生くんがお店に来てくれる度に真に報告して。……真に日生くんが好きだと告げた事もなければ協力を乞うた事もないのだけれど、真は感付いていたんでしょうね……私の気持ちに」
「あいつは敏いからね」
シンはボク等の間に立って、どんな想いを抱いていたのだろうか。こうして真実に出会い、あいつの行動に納得した。両想いだと知っていれば、確かにあんな協力も有りなのかも知れない。バレないものかとヒヤヒヤした事もあったが、……なるほど。おねーさんに対しても協力をしていたのだとすれば、合点がいく。全然可笑しな事などない。
「あ。……そういえば。」
ふと思い出し、ボクはズボンの右ポケットに手を入れた。そこにあるものを取り出し、パッとおねーさんに見せる。
「……ラブラドライト?……」
おねーさんはボクの手の平に乗っかっている石を見て小さく呟くと、石とボクとを交互に見た。不思議そうに首を傾げるおねーさんを見て、ボクの口元に笑みが浮かぶ。
「これ……キレーだね」
そう言うと、おねーさんは信じられないと言わんばかりにこちらを見た。
「あいつは敏いからね」
シンはボク等の間に立って、どんな想いを抱いていたのだろうか。こうして真実に出会い、あいつの行動に納得した。両想いだと知っていれば、確かにあんな協力も有りなのかも知れない。バレないものかとヒヤヒヤした事もあったが、……なるほど。おねーさんに対しても協力をしていたのだとすれば、合点がいく。全然可笑しな事などない。
「あ。……そういえば。」
ふと思い出し、ボクはズボンの右ポケットに手を入れた。そこにあるものを取り出し、パッとおねーさんに見せる。
「……ラブラドライト?……」
おねーさんはボクの手の平に乗っかっている石を見て小さく呟くと、石とボクとを交互に見た。不思議そうに首を傾げるおねーさんを見て、ボクの口元に笑みが浮かぶ。
「これ……キレーだね」
そう言うと、おねーさんは信じられないと言わんばかりにこちらを見た。