I love you に代わる言葉

＊＊ あとがき

「I love you に代わる言葉」完結致しました。
　まず初めに、この小説を開き、そして最後まで読んで下さって、本当にありがとうございます。
　心から感謝申し上げます。

　このお話は、主人公のヒカリを、救いたい、幸せにしたい、ただその一心で書き上げたものです。
　だけど……花恋も、真も、今井も、その他のキャラクターもみんな、私にとっては大切な子供たちみたいなもので、みんなに幸福を与えてあげたいと思いました。

　小説としての出来は不完全であり、文章も構成もとても上手とは言えません。綺麗事を並べただけの作品かも知れません。ですが私は、幸せにしたいという想いだけは誰にも負けないと言い切れます。

　私の想いでヒカリを救う事が出来ていれば嬉しいです。
　救われていても、この子たちはその後の展開でまた苦しむ事になるでしょう。
　ヒカリや花恋は相手を失う事を恐れ、『依存』という形にもなりかねません。新たな葛藤に苦しみながら互いに不信感すら抱く日がもしかしたら訪れてしまうかも知れません。
　ですが私は、ヒカリと花恋なら二人で乗り越えていけると信じています。それまでに時間が掛かろうとも、いずれは一人でだって乗り越えられる程に二人の絆は深まり、強くなれるとも信じています。
　ヒカリはもう、孤独じゃない。大切な恋人がいて、大切な友がいる。色んな人に支えられ、きっとこれからの困難や試練も乗り越えられるでしょう。

　長くなりましたが、ここまで読んで下さり、本当に本当にありがとうございました。
　ヒカリに、花恋に、そして全てのキャラクターの永遠の幸福を願って。


　20140927　鳥野鶫