I love you に代わる言葉
この二週間、ボクは煌宝へ行かなかった。サボってばかりいたのに、授業にもちゃんと出る様になった。だけど学校が終われば適当に外をぶらついて。まぁ、もう万引きはしてないよ。
真面目なのか不真面目なのか、ボクの妙な変化の理由は至ってシンプルだ。単に考える時間を無くしたかった。
初めは戸惑った。だけど訳が解らず次第に苛立った。だけどそれを発散させる術など思い付かなくて、やっぱり結局戸惑った。
ボクの日常など何一つ変わる事は無いんだと思ってた。だって今まで変わらなかった。変わりたいとも変わろうとも思ってなかったし。
だけど確実にボクは『あの人』に――おねーさんに何かが狂わされているんだ。それだけは理解している。だからおねーさんの事など考えたくなくて、会いたくもなくて、それらを叶える為ボクは行動している。
だが、授業に出ていてもこうして聞いていない時点でそれは無駄に終わっているんだ。
ちっ、と舌打ちをした。深まる思考に自然と寄っていく眉。挙句舌打ちまでしてしまった。故に、それが耳に届いた連中から怯える様な視線を向けられた。いちいち見る事ないだろ、そう心の中で悪態をついて。
戸惑い、苛立つ理由が他にもあって、感情が理屈に追い付かないと知る。尤も、現時点で理屈もなにもないけど。
真面目なのか不真面目なのか、ボクの妙な変化の理由は至ってシンプルだ。単に考える時間を無くしたかった。
初めは戸惑った。だけど訳が解らず次第に苛立った。だけどそれを発散させる術など思い付かなくて、やっぱり結局戸惑った。
ボクの日常など何一つ変わる事は無いんだと思ってた。だって今まで変わらなかった。変わりたいとも変わろうとも思ってなかったし。
だけど確実にボクは『あの人』に――おねーさんに何かが狂わされているんだ。それだけは理解している。だからおねーさんの事など考えたくなくて、会いたくもなくて、それらを叶える為ボクは行動している。
だが、授業に出ていてもこうして聞いていない時点でそれは無駄に終わっているんだ。
ちっ、と舌打ちをした。深まる思考に自然と寄っていく眉。挙句舌打ちまでしてしまった。故に、それが耳に届いた連中から怯える様な視線を向けられた。いちいち見る事ないだろ、そう心の中で悪態をついて。
戸惑い、苛立つ理由が他にもあって、感情が理屈に追い付かないと知る。尤も、現時点で理屈もなにもないけど。