I love you に代わる言葉
「おねーさん、多分こいつ意味解ってないよ」
今井を指差しておねーさんに告げると、馬鹿にもせず目を細めて優しく笑った。
「すんません、俺バカなんで」
「いいえ、そんな事ありませんよ。日生くんが言ったように、この水晶は光るんです。このライトを当てれば。――百聞は一見にしかず」
おねーさんはそう言ってブラックライトの電源を点けた。
「おおっ……!」今井は感嘆の声を上げる。
照射された水晶――原油は、明るい蛍光を発し、オフホワイトの光を放っている。水晶内部で光り輝くそれは神秘的で美しい。
そうまるで、おねーさんのようだ。
以前は天青石がおねーさんに似合うと思ったが、おねーさんはこの水晶そのものだ。
「すげ……」
隣から感嘆の声が聞こえて、横目で今井を見る。意外にも今井は感動しているようだ。予想外だ。そういやこいつには驚かされる事ばかりだったから、結構石にハマるかも知れないな。
視線を石に戻す。
こうして触れてみて、実際ボクも石に魅せられている。おねーさんに会わなければ、一生知り得ない事だったろう。
「綺麗でしょう?」
穏やかな声が降ってくる。
綺麗に微笑むおねーさんの言葉に、「うん」と素直に頷いた。
今井を指差しておねーさんに告げると、馬鹿にもせず目を細めて優しく笑った。
「すんません、俺バカなんで」
「いいえ、そんな事ありませんよ。日生くんが言ったように、この水晶は光るんです。このライトを当てれば。――百聞は一見にしかず」
おねーさんはそう言ってブラックライトの電源を点けた。
「おおっ……!」今井は感嘆の声を上げる。
照射された水晶――原油は、明るい蛍光を発し、オフホワイトの光を放っている。水晶内部で光り輝くそれは神秘的で美しい。
そうまるで、おねーさんのようだ。
以前は天青石がおねーさんに似合うと思ったが、おねーさんはこの水晶そのものだ。
「すげ……」
隣から感嘆の声が聞こえて、横目で今井を見る。意外にも今井は感動しているようだ。予想外だ。そういやこいつには驚かされる事ばかりだったから、結構石にハマるかも知れないな。
視線を石に戻す。
こうして触れてみて、実際ボクも石に魅せられている。おねーさんに会わなければ、一生知り得ない事だったろう。
「綺麗でしょう?」
穏やかな声が降ってくる。
綺麗に微笑むおねーさんの言葉に、「うん」と素直に頷いた。