夢は大空に
「おい!!」
私はいつのまにか部室を出て、裏庭に来ていた。
わけわかんない…
私…ただの八つ当たりじゃん。最低だ…
…伊田先輩に謝りに行こ。
そう思い立ち上がった時――
「おい」
先輩!?
そう思い、声のするほうを見たら見知らぬ男の人がいた。
「…はぃ??」
その人はどんどんこっとに近づいてくる。
やだ…なんか怖い…
その男は私の前に来ると
「野球部のマネージャーになった奴だよな?」
「そうですけど…」