夢は大空に
その言葉に私は小さくなる。
怒らせたよね…
「ご…めんなさい…」
小さな声で謝る私。
また私…嫌われちゃったかな…
「…ごめん…」
先輩が突然謝ってきた。
私はいきなり謝られたから、
ビックリして呆然とする。
「昨日…お前を傷つけちまって…」
傷つけたって…
「去年の夏から、何人もの奴に告られて…。
昨日、お前が話かけてきたとき、またか…って思って…
冷たくしちまった。」
そう言って何度も謝る先輩。