夢は大空に

私…嫌われてなかったんだ。

よかった…


「別にいいですよ。」


「でも…」


「私、てっきり先輩に嫌われてると思ってたので…


安心しました!」


そう言って私は先輩に笑顔を見せる。


「里奈」


「はい!!??」


声がうわずってしまった。

だって…先輩が下の名前で呼ぶから。


「敬語やめろ」


「…へ?」


次はマヌケな返事になってしまった。

さっきからビックリしてばっかだな~。
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