夢は大空に

なんだか、先輩との距離がいっきに縮まった気がして


嬉しかった。



「…ねぇ先輩」

私は先輩にお願いをすることにした。


「なんだ?」


「私、すごく傷ついたから…


お願い。1つだけ聞いてくれる…?」


私がそう言うと、先輩は苦笑いをして


「いいよ。…で、何?」



「今日、家まで送ってください」


なぜか敬語にもどる私。


「え…そんなんでいいの?」


先輩は驚いてる。

きっと、もっと難しいお願いすると思ってたんだね。
< 23 / 38 >

この作品をシェア

pagetop