夢は大空に
なんだか、先輩との距離がいっきに縮まった気がして
嬉しかった。
「…ねぇ先輩」
私は先輩にお願いをすることにした。
「なんだ?」
「私、すごく傷ついたから…
お願い。1つだけ聞いてくれる…?」
私がそう言うと、先輩は苦笑いをして
「いいよ。…で、何?」
「今日、家まで送ってください」
なぜか敬語にもどる私。
「え…そんなんでいいの?」
先輩は驚いてる。
きっと、もっと難しいお願いすると思ってたんだね。