至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
「違う…それは人のもので返さなきゃいけないの!」


お願いだから、触らないで。


あたしの体に緊張が走る。


「へぇ~高く売れそうなのに」


……早く、返して。


恐る恐る腕を伸ばす。


「……っと」


「……っ!」


最後はひったくるようにして、取り返した。


……良かった。


今この部屋で守らなきゃいけないのは、唯一その手帳だったから。


「じゃあさ……」


祐介が、今度は床に落ちているブラの紐を指に引っ掛けた。
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