至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ


どのくらい時間がたったんだろう。


まだ明るかった日はどっぷり暮れて、窓ガラスに醜い姿が映った。



腫れた顔。

ボタンの飛んだシャツ。


殴られた頬がジンジンする。


口の中は切れて血の味がした。



結局下着は放置されたまま。




「……あ」


うつろな瞳に、床に投げられた手帳が映った。





……凌牙。

< 111 / 485 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop