至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
「そうだ」


「どうしてだよ!」


「凌牙が決めたことだ」


「……っ」


和希が唇を噛む。



その表情を見て、和希にとっても凌牙は絶対なんだと察した。


……兄弟だって、凌牙には逆らえないんだ。



「だからってこんな得体のしれない女!」


それでも足掻く和希は、あたしに向かって指をさす。




"得体の知れない女"



……昨日、凌牙にも言われたな。


さすが兄弟。
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