至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
いいの。
どうせ暴走族になんて興味ないから。
自分が傷つかないように、そう正当化する。
現実逃避したところで、現実は変わらない。
一時の憧れや快楽なんて、なんの意味がある?
……そう思うあたしは、結局冷めた人間なのかもしれない。
あたしはただ、双葉園を出る日のことだけを考えて毎日過ごしているから。
本当は、誰かに助けてって言いたかった。
だけど問題が起きたと分かれば、確実にお姉ちゃんへ連絡が行く。
それだけは阻止しなきゃいけない。
お姉ちゃんの幸せは壊せない。
逆らうことも助けを求めることも出来ず、あたしは耐えるしかないのだ。
自分で選んだ道。
――あと、1年半。
どうせ暴走族になんて興味ないから。
自分が傷つかないように、そう正当化する。
現実逃避したところで、現実は変わらない。
一時の憧れや快楽なんて、なんの意味がある?
……そう思うあたしは、結局冷めた人間なのかもしれない。
あたしはただ、双葉園を出る日のことだけを考えて毎日過ごしているから。
本当は、誰かに助けてって言いたかった。
だけど問題が起きたと分かれば、確実にお姉ちゃんへ連絡が行く。
それだけは阻止しなきゃいけない。
お姉ちゃんの幸せは壊せない。
逆らうことも助けを求めることも出来ず、あたしは耐えるしかないのだ。
自分で選んだ道。
――あと、1年半。