至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
「こんなとこ一人でいたら危ないよ~?」


「ツレとはぐれっちゃったなら、俺の後ろに乗っけてやるけど」


執拗に男たちは絡んできた。


「やっ、やめてくださいっ……」


「黙って言うこと聞けっつーの!」


優しかった声は、次第に乱暴になっていく。


「バイクに乗る気なんてないですからっ!」


「生意気な女だな。こんなとこ来といてその態度はねぇだろっ!」


痺れをきらした男が、あたしの手を掴んだ。


痛っ……。


「こうなったら無理矢理乗せようぜ。ブッ飛ばして地獄見せてやる」


「いいなソレ」


「やっ……」


楽しもうから地獄を見せるにシフト変えした彼らは、あたしを引きずって群衆の中へ連れ込もうとした。



どうしようっ……!


ブッ飛ばして地獄?
< 162 / 485 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop